若村麻由美 マドレーヌ 母

若村麻由美

Mayumi Wakamura

作家フロリアンと演出家ラッドに出逢えた事、家族三部作全てのアンヌ役を務めさせていただけた事、またやろう!と言っていただいた事は俳優冥利に尽きこの上なく幸せでした。しかしこの四作目の参加には大変躊躇いました。第一作目『Le Père 父』で父娘役を演じた橋爪功さんと50年も連れ添った夫婦役!私に務まるとは思えなかったからです。紆余曲折の末、プロデューサーやラッドの想いを受け、橋爪さんの胸をお借りして「飛び立つ」ことに決めました。大いなるチャレンジです!『La Mère 母』とは全く違う母になりそうです。

profile
(わかむら まゆみ)1967年1月3日生まれ 東京都出身/仲代達矢主宰の無名塾で養成期間中の1987年に、NHK連続テレビ小説『はっさい先生』のヒロインに選ばれ俳優デビュー。エランドール新人賞を受賞し注目を集める。以降、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍し映像・舞台共に多くの賞を受賞。また、2011年よりライフワークとして『若村麻由美の劇世界』と銘打ったプロジェクトを開始。自身の冒険企画として能舞台を中心に古典作品に挑戦している。
フロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出タッグの公演は『Le Père 父』(読売演劇大賞・優秀女優賞受賞)、『Le Fils 息子』『La Mère 母』に引き続き4作目の出演となる。
近年の主な出演作は、【映画】『私にふさわしいホテル』(24)、『老後の資金がありません!』(21)、『科捜研の女-劇場版-』(21)、【ドラマ】『天城越え』(25・NHK)、『嘘解きレトリック』(24・CX)、『この素晴らしき世界』(23・CX)、『初恋、ざらり』(23・TX)、『正体』(22・WOWOW)、『科捜研の女』(08-24・EX)、【舞台】『陽気な幽霊』(25)、若村麻由美の劇世界『あこがれいづる』源氏物語より(24)、『La Mère 母/Le Fils 息子』(24)、『ハムレット』(23)、『頭痛肩こり樋口一葉』(22)、『Le Fils 息子』(21)、『首切り王子と愚かな女』(21)などがある。